浸透剤はドライスポットに時々効かないのはどうしてですか?

ドライスポットの原因は水がサッチ層や撥水性土壌に浸透が悪くなり起こります。多くの浸透剤は土壌に対して浸透する目的ですが、サッチ層そのものに対しては浸透力がありません。このサッチ層は撥水性を起こし、水分の不均等な動きを起こしてドライスポットになるのです。

トライキュアADは、サッチ層と土壌の両方に効いてドライスポットの原因から正します。

いくつかの浸透剤を使うと葉が黄変したり、葉焼けを起こすのはどうしてですか?

含有するフェノールやアルコール等の高濃度の化学物質が葉の細胞にダメージを与えるからです。いくつかの浸透剤は葉の表皮のワックス層を溶かすので黄変や葉焼けを起こします。

トライキュアADは、薬害の有る化学物質は含有していませんが、成分を土壌に落とす意味での後散水は必ずたっぷりして下さい。

散布頻度は薬量を多めで回数を少なく散布するか、それとも薬量を少なくして回数を多く散布する方が良いのですか?

月1回散布 ( 多頻度 ) の方が土壌の水分をバランス良く保つので良いです。薬量を多くすると回数が少なくて済みますが、これは土壌及び気象条件を考えて長期的に見ると常に効果的とは言えません。また薬量が多い場合は、より確実に散布しなければ葉焼けする可能性が増します。

トライキュアADは月1回散布をお勧めしていますが、回数が少なくて薬量が3.7g /㎡と多くても、水量を合計1~2L /㎡散布すれば葉焼けする危険性はありません。

農薬、液肥とタンク車で混合散布OKですか?

どの浸透剤でも含有化学成分がそれぞれ異なるので混合を保証することは不可能です。タンク車で混合する前にナーセリー等でテストをしてみて下さい。

トライキュアADは、ほとんどの農薬、液肥と混合可能ですが、ナーセリー等でのテストを実施して問題が無いことを確認した上で、混合散布されることをお勧めします。

浸透剤は通常、土壌の水分保持をするのですか、それとも過度な水分を排水するのですか?

浸透剤は水分の表面張力を減らし、水分が土壌中に均等に行き渡る働きをするものです。しかし、浸透剤の全てが全て水分を効果的に排水することは出来ません。要するに、いくつかの浸透剤は湿り過ぎになるのです。

トライキュアADの化学技術が、最適な水分保持と排水の両方を可能なものにしました。

なぜ浸透剤の使用がルートゾーン(根域)の過度な水分保持(湿り過ぎ)になることが多いのですか?

市販されている浸透剤の化学成分の種類によって、様々な効果があります。例えば浸透力そのものを重視する商品はルートゾーンから水分をたくさん取り除き過ぎになります。一方、水分保持力を高める為に、土壌中の水分移動を犠牲にして表層土壌に過度な水分を封じ込める働きの商品もあります。一番効果的な組合わせは、貫通力、浸透力、そして広く水分が行き渡る能力がそろってから、土壌と撥水性を帯びた有機物にバランス良く水分を保つことです。

トライキュアADは、水分を横と縦の両方に最適な状態で効かす様に開発された商品です。これは土壌粒子表面に必要分の水分保持をすると同時に、過度な水分を排水する2つの働きがあるユニークな商品です。

浸透剤の散布直後に十分な散水がやはり必要でしょうか?

一般的に散布後は、葉面に付いた浸透剤を散水によって葉から洗い落とし、成分を土壌に浸透させます。他社品の化学成分によっては多量の散水が必要な商品もあります。これらの商品は、後散水するのが遅れたりすると数時間後に葉焼けを起こす場合があります。その理由は薬害の起こし易い成分が含まれているからです。

トライキュアADは、散布直後の後散水はしなくても葉焼けしません。しかし、後には成分を土壌に落とす意味での後散水は必ずたっぷりして下さい。また、真夏の高温時は薬量を少なくするか、使用をお控え下さい。

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