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葉面の露が抑制されることにより、抜いた土が早く乾き、目砂の落着き、オーバーシード等の作業効率が良くなります。
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葉面に水を弾くコーティングをすることにより、葉面の水分、すなわち霜、露、葉面内部からしみ出す液(いつ液)、雨、散水による過剰な湿気などを減らします。デューキュアは葉面に直接成分が付着し、葉面水分を抑制します。
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ほとんどの葉面病原菌が侵入するには、長時間(10-12時間以上)葉面が湿気を帯びているという環境 (原因)を必要とします。その時間を短くします。
利点
- エアレーション、目砂散布、オーバーシード等の作業前に散布すると作業効率が良くなります。
- 弱い霜を抑制、強い霜は早く溶かし、シートのかけ、はずしの労力を減らします。
- 葉面の水分管理により葉に発生する病害を耕種的に抑制します。
- 成長抑制剤を散布後(または数日後)に本剤散布もお勧めです。(タンク混合も可)
- モーアーの刈りカスをきれいにし、病原菌の伝播を抑えます。
- トーナメント、行事及び通常日の霜、露の少ないプレーコンディションを実現します。
散布方法
稀釈倍率 | 水100ℓに本剤1.5ℓ(1.5%濃度)、年中この濃度を必ず守って下さい。 |
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散布水量 | 霧状散布(葉面がほんの少し湿る程度) |
散布機械 | スプレーヤー、手押し、背負式の動力噴霧器など |
米国の例 | TOROマルチプロ等のスプレーヤー,ノズルはXRティージェット11004VS等で本剤10ℓを630ℓの水で16,500㎡と同様の計算で散布。水量が40cc/㎡より多くなってもOK、しかしどの水量でもこの1.5%濃度です。 |
散布間隔 | 次回の散布まで2週間空けてください。 |
タイミング | 下記はご参考のタイミングであり、持続日数ではありません。 トーナメント/行事:その前日 生育シーズン中:2週間ごと 低温期:1ヶ月ごと |
持続期間 | 低温期は葉の伸びが遅いので、生育シーズン中よりも持続期間が長くなります。 ラトガース大学での葉面湿度センサーの計測データ(8月)では散布14日後でも無処理区と比較して葉面の湿度を低くしました。(データのグラフ②参照) 日本のゴルフ場での実際の使用結果では、生育シーズン中で散布2~3日経過してから、見た目での露が少しずつ帯び始めますが、乗る量が少なくなります。 |
使用芝 | 寒地型および暖地型 |
ご注意点
- 強い霜に散布の時は、逆に散布区の方が、霜が白く(強い様に)見える場合が有りますが無散布区よりも早く溶けます。
露の時は散布翌日から乗り始める場合もありますが、乗る量が少なくなります。 - 必ず乾いた葉面に散布して下さい。散布後は、コーティングされた葉面が乾き切ったこと(約30分後)を確認してください。風のある時には散布しないで下さい。
乾かない内に散水又は雨が降ると、せっかくの成分が流れ落ちてしまい効果が減少します。 - 一般的な農薬、成長抑制剤との混合は可能ですが、その前に必ずテスト散布をして確認して下さい。液肥、浸透剤とは混合不可です。しかし、いったん乾けば散布可能です。
米国ミッシェルプロダクツ社(米国)
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